ちょっと素敵な映画会    “南ふれあい”

レ ベ ッ カ


第13回 アカデミー作品賞 ・ 撮影賞受賞作品
“サスペンスの帝王” と呼ばれたヒッチコック監督の ハリウッド・デビュー作


          製作国        アメリカ
製作年       1940年
上映時間       130分
ジャンル      サスペンス

      

監督   アルフレッド・ヒッチコック
原作   ダフネ・デュ・モーリア
音楽   フランツ・ワックスマン


キャスト  ローレンス・オリヴィエ
      ジョーン・フォンティン
      ジョージ・サンダース
      ジュディス・アンダーソン

 富豪家であるマキシムと運命的な出会いをした「わたし」は、彼の後妻としてイギリスの大邸宅に嫁ぐ。
       だが、その屋敷には 彼の亡き前妻・ 「レベッカ」の影響が色濃く残っていた。
               なんとかやっていこうとする 「わたし」 ですが・・・。
     



 この映画が、80年前の作品であることにまず驚いた! 古い映画と感じさせないテンポの良さにまた
また 驚いた!。  ヒッチコックのサイコスリラー映画を堪能できた。 
 
                         

 「わたし」は、リビエラ旅行中、 妻(レベッカ)をボートの事故で亡くしたという英国紳士 「マキシム」と出会い、その後、彼の後妻として イギリスのマンダレーに建つ大豪邸に移り住むことになった。
 
 その邸宅では、死んだ前妻 「レベッカ」 の見えない影が 屋敷や大勢の使用人にまで 全てを支配していた。 前半
では 不気味で緊張感のあるシーンが続き、精神的に追い込まれた 「わたし」は 死の誘惑にかられるまでに落ち込んでいった。

 画面に現れるれることのない不在の人物 「レベッカ」 の死の真相は、事故?他殺?自殺?・・・。
終盤の謎解きも、物語そのものが違った展開を見せる技も、いかにもヒッチコック作品らしく面白かった。

 だれ一人 予測していなかった結末にたどりついたとき、屋敷は炎上し、呪縛し続けた「レベッカ」の亡霊も崩れ去っていった。 残された2人には ・・・。

             (参考 「レベッカ」から    R.2.02.16    南ふれあい  2月ふれあいイベントより) 


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