最後の忠臣蔵


年末、年始の目の回るほどの忙しさから解放されて・・・  じゃぁ〜 映画にと・・・

    「生きることを命じられた二人の武士」     期待どおりの本格的時代劇の力作でした。   


●監督    杉田 成道

●原作    池宮 彰一郎

●キャスト  役所 広司、 佐藤 浩市

        桜庭ななみ  安田 成美

        山本 耕史、 風吹ジュン

        伊武 雅刀、 田中 邦衛  

●製   作    2010年 日本映画

●上映時間    133分        

●劇場公開    2010年12月18日

●配   給 ワーナー・ブラザース映画
  劇中に、人形浄瑠璃が頻繁に登場します。 配給が外

国なので、日本情緒を強調するためと、武士道の「死」

を重ね合わせた演出だったのだろうと思われました。   

物語は、 誰もが知っている「赤穂浪士の討ち入り」か

ら16年後。 切腹より “生きよ” と命じられた二人の

武士の生きざまは、裏切り者の汚名に耐えながら、忠

義のため、密命のため、すべてを捨てたのでした。

死ぬことを許されなかった男達の物語。 私たちの知っ

ている忠臣蔵は、まだ物語の途中だったのです。

純粋な愛と日本人の武士道に涙と感動をもらいました
 
   
       
 ワーナー・ブラザース製作として初の時代劇だそうで、特に日本の自然風景の美しさと、人形浄瑠璃で心中物の

「曽根崎心中」が盛り込んであった。海外向けの演出だったのだろうか。ラストの切腹は、忠義ゆえか、愛ゆえか・

新年早々、見応えある本格的な時代劇が鑑賞できて、幸せなスタートとなりました。

 
(2011.01.10  TOHOシネマス岡南にて) 


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