ちょっと素敵な映画会   “南ふれあい”

シェーン

第26回アカデミー賞 撮影賞 受賞作品
作品賞 監督賞 脚色賞 助演男優賞ノミネート


南北戦争後のアメリカ西部を舞台に、流れ者シェーンと、開拓民との交流。悪徳牧場主との決闘をえがいた西部劇

シェーン! カムバック』  少年の声が いつまでも こだまします・・・・・

製作国          アメリカ
製作年         1953年
上映時間         118分
ジャンル         西部劇

      

監督   ジョージ・スティーヴンス
音楽   ヴィクター・ヤング
原作者  ジャック・シェーファー

キャスト  アラン・ラッド
      ジーン・アーサー
      ヴアン・ヘフリン
      ブランドン・デ・ワイルド


 1890年夏。 ワイオミング高原のかなたから、少年 “ジョーイ” の前に、“シェーン” と名乗る流れ者
ガンマンがあらわれます。                                                 
飲み水を分けてもらった縁で、“ジョー・スターレット” という移住民一家に雇われることになりました。
     
シェーンは、仲間の開拓者たちと土地を耕し、寝食を共にして、つかの間の幸せを体験します。
また、農地開拓者と土地を守るため、悪徳牧場主と戦うことにも協力しています。

政府の指導で入った農地開拓者と、以前からその土地に住む牧場主との諍いは、生死をかける事件にま
で発展しました。 

原住民から土地を奪い、その土地に入植した開拓農民が、耕作すれば所有することができるとする当時の
法律に、当事者双方にも理解できないものがあり、争いの火種はつきないのです。

少年一家を守るため、“シェーン” は 単身、敵の酒場に乗り込み、得意のピストルで決着をつけました。

心配し、後を追いかけて来た “ジョーイ” に、「立派な男になれ!」 といいのこし、馬に乗り、高原の彼方に去って行ったのです。 

その後ろ姿に呼びかける、ジョーイの叫び声が、いつまでも〜 いつまでも〜 荒野にこだまして・・・・・  

ストーリーは単純ですが、奥深い作品です。銃で決着をつけるとする、銃社会への警告も含まれているよう
に思われます。 シェーンは、そういう現実で今まで生きていたのであり、 また、そういう社会へ戻って行った
のだと思います。 
  
             (参考 「シェーン」から   R 1.05.19   南ふれあい  5月ふれあいイベントより)  


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