岡山三野浄水場

1895年コレラの大流行をきっかけに岡山市でも水道をつくることになりました。岡山市に水道が出来たのは、
今から100年以上昔1905年(明治38年)です。三野浄水場、半田山配水池などが完成しました。1日2000
立方メートルの水を7,400戸に給水しました。これは、横浜、函館、長崎、大阪、東京、広島、神戸、についで
全国で8番目のことです。その後、人口の増加や産業の発てんなどで、つぎつぎと工事を行ってきました。 
水道局では、いつも市民のみなさんにきれいな水が充分とどくように努力しておられます。資料館パンフレット


三野浄水場資料館

岡山市水道発祥の地記念 平成17年1月23日 碑の横にある庭
正門入って資料館に向かう通路にあります 資料館正面入り口前
資料館建物奥みどりのとんねる この水道管は明治37年の鋳鉄官です

旧動力室煙突  この煙突は、創設時に送水ポンプを動かすための蒸気機関用として作られました。
八角形煉瓦積で当時は約30m高さがありました。今は高さ約120mとなっていますが、排気塔として
現在も活躍しています。旧動力室・送水ポンプ室 現水道記念館と併せて登録有形文化財の指定を
受けています。


水道水ができるまで

水は次のようにつくられ、市内各所へ送られられます。旭川から取り入れられた水[原水)は、
ぎょうしゅうざいが加えられ沈でん地でごみの固まりがとりのぞかれます。さらにろ過地の
砂の層を通してきれいにし最後に塩素で消毒して安心して飲める水になります。


取水口 川の水をとりこみます 沈砂地 水の中の砂やごみを沈めます 普通沈でん地 沈砂地でとりきれなかった小さなごみをとりのぞきます
 
薬品沈でん池 
ぎょうしゅうざいで固まりになった
ごみを沈めます。
急速かくさん池 
注入したぎょうしゅうざいが全体に回る
ようにかき混ぜる
 ぎょうしゅうざい注入


小さなごみをはやく沈める
ためにぎょうしゅうざいを
注入します
急速ろ過地
薬品沈でん地でしずまなかったごみを、
砂の層でとりのぞきます。
塩素注入
ばいきんをやっつける塩素で、消毒をし
ます。(黄色タンクに塩素が入っている)
浄水地
きれいになった水をためておきます。
緩速ろ過地 
緩速ろ過地は100年前と同じ方法で薬品を使わずに
水をきれいにする方法です。1日3〜5mのゆっくりした
速さで池の底の細かい砂の層に通し、水中のゴミや
臭いを取り除きます。三野浄水場には6つの緩速ろ過
地があり、そのうちの(1号・3号)は日本最古の緩速
ろ過地として登録有形文化財の指定を受けています。
送水ポンプ
きれいになった水を、配水池や家庭・
工場などに送ります。
中央管理棟
すべて中央管理棟で24時間管理され
ていますだからみんな安心して、毎日
水を使うことができるのです。