神島お遍路日記

(神島八十八ヵ所霊場めぐり)


 
神島八十八ヵ所は、延亨元年(1744年)、苦節5年をかけ、今田慧弦と池田重郎兵衛が開創し

たといわれ、四国から各札所の土を持ち帰り、その土が 神島の札所の下に納められています。

「四国八十八ヵ所の霊跡に擬した霊場をつくるように」 という、 弘法大師の夢告があり、札所は

四国と同じ形になるように考慮されていると、資料に記載されています。

 毎月旧暦の21日の縁日には、「神島へんろ会館」で法要が行われ、接待もあり、多くの巡礼者

で、神島札所は賑わいます。


 神島は、岡山県笠岡市にあり、昔は、“島”でしたが、現在は、“神島大橋”で繋がり、陸続きになっています。

ミニの四国といわれる「神島八十八ヵ所」・・・・・・・「四国本土は及びもないが、せめて行きたや神島」・・・・・・


とうたわれる、全行程29キロのお遍路の旅です。

 神島大橋を渡り、まず最初は 「厄除神島大師御堂」・「法界地蔵菩薩」にお参りし、旅の安全祈願をします。 

それから 出発点
と定められている 「77番札所・・道隆寺」 から 「遍路石」 に従ってスタートします。



参考資料   『神島八十八ヵ所』 (笠岡市産業振興課 発行)

         『神島八十八ヵ所』 (神島外浦自治振興会  平成22年3月発行)

         『てらたび』    霊場ガイド より