モントリオール世界映画祭で、『エキュメニカル賞 特別賞』 を受賞しました
(人間性の内面を豊かに描いた作品にあたえられる賞)
(写真は公式サイトからお借りしました)
久しぶりにお友達と 『あなたへ』 を観てきました。 御年81歳になられる高倉健さん、6年ぶりの主演映画です。 劇中、田中裕子さんが歌う挿入歌が、抒情的で素敵だったので、検索しました。 御存じの方はご教示下さ〜い。 ![]() あかいめだまの さそり ひろげた鷲の つばさ あをいめだまの 小いぬ ひかりのへびの とぐろ オリオンは高く うたひ つゆとしもとを おとす、 アンドロメダの くもは さかなのくちの かたち 大ぐまのあしを きたに 五つのばした ところ 小熊のひたいの うへは そらのめぐりの めあて ![]() 北陸の刑務所に指導技官として勤務する倉島英二(高倉)に、亡くなった妻から1通の絵手紙が送られてきます それには、「故郷の海へ散骨してほしい」と 生前に書き残されたものでした。 『なぜ 生前に語らなかったのか』 心が定まらないままその真意を求めて、富山から妻の故郷、長崎県平戸市にむけ、車での一人旅が始まります。 旅の途中で出会う人々とのかかわりの中で、生前の妻との何気ない日常の心温まる記憶が、脳裏に蘇ります。 散骨の場所となる薄香湾漁港にたどり着いた彼は、幼い時代に妻が歩いたであろう・・・古い町並みを歩きながら 人生には出会いと別れがあることを認識します。 そして、迷いの消えた彼は、善意の漁船で、散骨に向います。 富山県から長崎県平戸市までの観光名所が、風光明媚に映しだされています。 特に 「岐阜県・飛騨高山」、 「兵庫県・和田山の竹田城跡」 など 是非訪れてみたいと思わせるロードムービー的な映画でもありました。 主人公は、夫婦の愛について、亡き妻に導かれた旅で知ることができました。 心の温まる感動作となりました。 どうぞ お揃いで映画館へお運びください! 24.09.20 東宝シネマにて |