家族の日

大森青児 第一回監督作品  高梁市・岡山市オールロケ
   製作年度     2016年         監督   大森 青児   (岡山市出身)
   上映時間     104分            出演   伊原 剛志   大竹 まこと   
   公開年度     2016年6月18日 
         田中 美里   川上麻衣子 
   製作国       日本            平田  満    茂山 慶和
    配  給       花三            川中 美幸   岸辺 一徳


人は ひとりでは 生きられない

大事なことは いっしょに生きるということ 

                              

  “高梁市・岡山市オールロケ映画ですよ〜” とお誘いをいただいた。 舞台が、高梁市のある山村とだけはわかっていたので、見てのお楽しみと、予備知識まったくなしで映画館へ足を運んだ。 

 映画の後半場面で、東京へ勉学のためにと 長女が、最寄りの駅から汽車に乗るシーン。駅名が 「方谷駅」とあった。 そうなると、ロケ地は「中井町」。 確かに 50年前、車を降りて山道を歩いた記憶があり、懐かしか
ったが、映画では、道幅が広くなり、立派に整備された道路と、新しい家並がつづきあまりの変貌さに驚いた。

 早速に、中井町出身のご近所さんに映画の報告をいれた。 町民あげての協力で 「楽しかったよ〜〜」 と反対に 映画の撮影談義を聞くことになった。 珍しさもあり、なかなかできない体験だったと喜んでおられた。

 映像からながれる、山深い里の美しさと、人の心の優しさに、 全国から, 是非移住したいと・・・! そう思える素晴らしい作品にしあがっていた。 監督さんは 岡山市出身の方、特に丁寧にアピールされたのでしょう・・・

 東京に住む、君原家(父・母・娘・息子2人)の家族が、 高梁市への移住を決意し、 山村暮らしに触れ、地域の人たちとの交流から、大切な 「家族の絆」 をとりもどすという、 心温まるストーリーです。

                             

 君原家の長男は、「いじめ」の被害者に、長女は、「いじめ」の加害者となり、 どちらも学校より呼び出しを受けます。 父親は思案のすえ、思い切って、 環境を変えてみようと 古民家を改造して 移住者を募集している高梁市へ転居することに決めます。

 途中 岡山市の表町で休憩をとり、高梁市へと車を走らせます。   そして、 セミの声に迎えられ、 クーラーのない真夏の山村暮らしへと 物語はスタートします。

 携帯の電波が入らないという戸惑いの毎日が続くある日、「ターザン」という、山中にこもる不気味な男の話を聞かされます。 しかし、子供たちにとって彼は、自然を熟知した魅力的な存在なのですが・・・・・・・・・


 高梁のイベント 「備中たかはし松山おどり」 郷愁をそそるお囃子のなかで、 君原家には、何かがなくなり、何かが生まれました。       そして、君原家は、真の 「家族の日」 を迎えることになります。

      岡山メルパにて 上映中です。 映画館へぜひお出かけください 
   (「家族の日」資料参考)  

(2016.06.19  岡山メルパにて)


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